その言葉を何度聞いたことだろう。
本誌にも、幾度取り上げられたか知れない。ブームが到来したかのように全国に乱立するケンカ格闘技団体。この中で正真正銘、日本一を名乗るためには、局所的ワンマッチでは不足だ。複数の団体を倒してこそ、その称号を得ることができる。
その意味では、真の日本統一戦とも言える団体試合がついに実現した。「B.A.C.S.」(バトル・アスリート・チャンピオン・シップ)。さいたまスーパーアリーナという大箱も、統一戦の名にふさわしい。
B.A.C.S.にエントリーしたのは、関西最強の格闘技団体「強者(ルビ:つわもの)」(山根真一代表)▽下町の暴れん坊軍団「錦糸町一寸法師」(米山和宏代表)▽渋谷のストリートファイター・チーム「渋谷杉浦道場」(杉浦和男代表)▽アマチュア最高の技巧派集団「KIBAマーシャルアーツクラブ」(ランボー松風代表)の4団体(トーナメント順)。
選手5名による代表戦形式で、計5試合(3分1R)を行い、勝者数の多いチームが勝ち残る。大会ルールも、ケンカ格闘技の名に恥じず、プロ以上に過激だ。通常の総合格闘技で認められる打撃や投げに加えて、頭突き、ヒジ打ち、踏みつけが認められた過激なものである。
取材・文 隆青
『実話マッドマックス』(2008年12月号)
