同氏の葬儀に際して、北朝鮮は外国弔問団を受け入れないとの立場を表明、相変わらずの鎖国ぶりを強調した。
しかしその一方で、同国から弔問を求められた日本人がいる。女性マジシャンの引田天功である。
彼女は金総書記に気に入られ、これまでに2度、北朝鮮で公演しているほか、総書記の私的な夕食会にも複数回招かれたことがあるという。また、国家ぐるみのストーカー行為を受けていたと発言して話題になったこともある。
その天功自身、金正日並みに謎の多い人物として有名だ。生年月日など、出自の詳細を明らかにしていないし、大物ハリウッドスターと交際宣言をしてみたり、アラブの王様から油田をもらったと自慢するなど、彼女の周囲には常に、胡散臭さがつきまとう。
ギャラは1回の公演ででウン千万円という噂もあるが、果たして事実なのだろうか。
一般的に、イベントの主催者は出演団体に前売りチケットを渡し、出演団体はファンにそのチケットを売る。公演後の清算で、出演団体は「売れた枚数」×「チケットの定価の半額」の金額を主催者に払う。そして、売れ残りの前売りチケットは主催者に返却。結果、出演団体の手元には「チケットの定価の半額」×「売れた枚数」の金額が残る。その残った金額が出演ギャラとなる。ギャラ以外の収益は、会場代や経費などに充てられる。
つまり、ギャラとは「チケット代50%バック」方式なのである。
これをもとに、2月6日に君津市文化ホールで行われた「プリンセス天功ジャパンツアー2011」を例にとって計算してみよう。君津市文化ホールの席数(大ホール)は1200席。チケット代は全席一律5500円なので、満席になったとして、660万円の収益があったことになる。ギャラはその50%の330万円。
とても「ウン千万円」というレベルではないことが分かる。
続きは『実話マッドマックス』(2012年2月号)で
取材・文 隆青
